バイオメディカル・ファジィ・システム学会で学生奨励賞を受賞|電子情報工学科 研究活動報告

バイオメディカル・ファジィ・システム学会で学生奨励賞を受賞

-電子情報工学科 研究活動報告

 

昨年の11月21日から22日の二日間、東海大学・熊本キャンパスで行われたバイオメディカル・ファジィ・システム学会(※BMFSA)第28回2015年度年次大会において、本学の電子情報工学専攻1年の安部寛二さんが学生奨励賞を受賞しました。
さて、安部さんの論文のテーマは「A Switched- Capacitor Three-Phase AC-AC Converter with Symmetrical Topology」三相AC/ACコンバータ
(変圧器)はその電圧の変換にあたって、通常磁性部品が使われているのですが、この磁性部品は小型化の大きな障害になっていました。
安部さんはコンバータを回路とコンデンサースイッチだけで三相交流を変換ができるようにすることで、
磁性部品を取りはずして、小型化、省力化、低価格化を実現することを発表。
また、この磁性体を取りはずしても、パワーが落ちないことも明らかにしました。
この画期的な回路トポロジーの考案が高く評価され、今回の受賞にいたりました。

 

※BMFSAとは
ファジィ理論は、厳密な数値や式ではなく、「かなり」「やや」などの輪郭がぼやけたあいまい情報を用いて、より人間に近い判断を取り扱うことができます。また、最近では、不明瞭な情報や、医学などの専門職の主観に基づく情報、完備していない情報等を積極的に取り扱い、人間の判断により近い次世代エキスパートシステムを構築する方法として、ファジィ、ニューロ、カオス、遺伝的アルゴリズム等を融合したソフトコンピューティング手法が注目されています。
これらの学問を、医療、健康、福祉、人間生活、感性・感情などの領域に取り込み、新しい展開を試みる目的で、バイオメディカル・ファジィ・システム研究会(Biomedical Fuzzy Systems Association : BMFSA)が設立され、1993年12月に『バイオメディカル・ファジィ・システム学会』となりました。

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