|電子情報工学科 研究活動報告

-電子情報工学科 研究活動報告

 

9月10日(木)から9月12日(土)に北九州で開かれた国際会議CPESE'2015(2015 International Conference on Power and Energy Systems Engineering)と国際会議ICSGC'2015(2015 International Conference on Smart Grid and Communications)との同時開催会議において、電子情報工学専攻の修士課程1年の安部寛二さんと電子情報工学科の江口教授が共同執筆した論文が、エクセレント・オーラル・プレゼンテーション賞を受賞しました。
安部さんと江口教授の師弟コンビによる受賞は、今年でなんと4回目になります。

国際会議CPESE'2015とICSGC'2015は、South Asia Institute of Science and Engineering(SAISE)主催、九州工業大学共催の国際会議で、世界19ヶ国から参加した研究者によって、論文発表が英語で行われました。
安部寛二さんの発表論文は、電子情報工学科江口教授との共同研究のテーマである「A negative single-input/multi-output LED driver and its analysis method」です。
この研究は、モバイル機器のバックライトLED用の電源回路に関する研究です。
LEDバックライトを色ムラが無く、均一に光らせるためには、並列接続された複数個のLEDに流れる電流を均一に揃える必要があります。
安部さんの研究では、負性の単一入力多重出力電源回路と、その制御方法を新たに開発することで、従来方式よりも「高効率」かつ「簡単」に、LEDバックライトを色ムラが無く、均一に光らせることを可能にしたというものです。
安部さんと江口教授の研究によって、私たちが日頃からお世話になっているモバイル機器が更に高性能になるといいですね。

 



安部寛二さん受賞の言葉
この度はこのような素晴らしい賞を賜り、大変光栄に存じます。
本研究の結果として、原理機の段階でLEDの輝き方に従来と明らかな違いがあることが視覚的に確認できています。
この結果を出すことができたのは、江口教授のお力があったからこそであります。
深く感謝申し上げます。

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